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講演のお知らせ:日経デジタルマーケティング主催の「Marketing…

「Marketing Communication2010」で基調講演を行いました。

野口 恭平 氏
日産自動車㈱
コミュニケーション・プロフェッショナル開発部長

勝部 健太郎 氏
㈱ユニクロ
クリエイティブ・マネジメントディレクター
Marketing Communication 2010
ブランド・コミュニケーション戦略 《開催レポート》

田中 義啓(モデレーター)

■開催レポート
基調講演では、冒頭に最新ニュースとして2010年6月下旬に開催されたカンヌ国際広告祭の受賞作のケーススタディからブランド構築やブランド強化に、ソーシャルメディアが大きな力を発揮し始めたことが報告されました。

またブランドへの投資が必要ではあるものの、経営課題の優先事項の上位に上がりにくい現状から、財務諸表に照らしながら、ブランド強化が企業経営に及ぼす影響を明らかにする手法が説明されました。

あわせてブランドの無形資産価値の考えかた、算定法の概論が紹介され、企業にとって将来的な利益を生み出すブランド投資のありかたが説明されました。

またブランドコミュニケーションを進める上で、今日的なパワーを持つにいたったソーシャルメディアやインターネットの位置づけ、コミュニケーションデザインの方法などが紹介されました。

パネルディスカッションでは、日産自動車とユニクロの事例紹介をもとに、ブランドコミュニケーション戦略を立案し、実行に移すプロセスが討論された他、ソーシャルメディアを取り入れてブランドコミュニケーション活動を行う際の、課題や解決方法が討論されました。

討論の中から、グローバルでブランド管理をする場合の課題について、企業として求められる一貫性とマーケットごとに求められるExecutionの柔軟性の両立が重要であること、さらに今日的なブランドコミュニケーション戦略立案には、カスタマーインサイトの徹底研究とそれをベースとしたストーリーデザインが重要であることが確認されました。

メディア環境の変化に対応してTwitter等のソーシャルメディアを積極的に採用しながら、より効果的なブランドコミュニケーションを行うこともパネリストの共通した意見でした。

また討論の中では企業のブランド担当者が従来よりさらに高く幅広いスキルが要求されていることや、それを身につけるための人材育成の重要性、自社スキルを見極めたうえでの効果的な外部ブレーンの起用法についても言及されました。

会場出席者との間でも積極的な質疑応答が交わされ、非常に活発なパネルディスカッションとなりました。

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